長期優良住宅の点検口について 長期優良住宅についての最新ニュース!

長期優良住宅の点検口について
長期優良住宅では、構造躯体の劣化対策として品格法の劣化対策等級3に加えて、「点検口の設置」と「床下空間の有効高さ」を満たすことが求められています。天井断熱の場合は、天井点検口も床下点検口と同様となります。点検口は床下と小屋裏に設けます。
点検口は設置数を合理的に設定し、基礎とヘッダーなど設備配管の接続部分の位置関係を同時に計画することが重要です。
床下断熱の場合、床下点検口は品格法の省エネルギー対策等級4の性能が必要となります。維持管理対策として、設備機器と配管の接合部、ヘッダーやバルブ、配水管の掃除口などは必ず点検できるようにしておかなければなりません。床下は根太などで高さが330mmに満たない部分ごとに必要となります。劣化対策等級3を満たす床下空間の有効高さは根太の下端まで(根太レス工法の場合は断熱材下端までで、断熱材が取り外せるなら合板まで)となります。小屋裏は本屋根の他に下屋など、屋根裏で区切られる1つの区画ごとに必要となります。