長期優良住宅の水廻り対策1
浴室部分を基礎断熱とする場合、浴槽の下部は室内という
扱いになるので、浴室廻りの基礎で外気に面する部分は気密パッキンで対応するようにします。玄関の土間床は4平方メートル程度の場合、断熱の緩和による断熱材の省略を受けられる
のですが、浴室の場合は玄関ではないのでこれが適応されません。このため、浴室の隣室の床下空間が外気となっている場合、洗い場廻りの基礎の
立上りには断熱を行う必要があります。長期優良住宅では品格法の省エネルギー対策4が求められており、浴室もこれにあたります。浴室が在来工法の場合、洗い場部分は土間床扱いになります。浴室下部は換気口を設置せず、気密パッキンと基礎断熱を行うことになりますその際、表面温度の低い
コンクリート部分は結露が発生しやすくなるため、浴槽裏側は断熱しておくことがおすすめです。。ただし、床下の通気がなくなって、結露がおきやすくなることから、浴槽の裏面はウレタン吹付けなどで断熱処理することが望ましく、また基礎断熱
で区画した部分の人通口は、発砲プラスチック保温材などの断熱材で蓋をするようにします。