長期優良住宅の断熱構造について2
長期優良住宅の断熱性能は省エネルギー対策等級4をクリアしなければならないのですが、断熱材や防湿シートを施工時に入れ忘れてしまう部分があるようです。土間床まわりの基礎ですが、他の部分では基礎と土台の間に基礎パッキンを使用することから、
玄関廻りなどの土間床部分も基礎パッキンで対応していることがあるようです。さらに、外気に接する床ですが、2階床の下地合板は作業用の足場にするために、上棟後早い時期に張られます。
その部分について、紹介したいと思います。床については、収納や階段下などの小さなスペースは根太組でなく、剛床部分には断熱材の施工を忘れてしまう事が多いようです。そのため、防湿シートの
施工を忘れてしまうことが多いとのことです。そして浴室ですが、ユニットバスは上棟後早い時期に
据え付けられることが多く、その前に土間床部・外壁部の断熱施工を終わらせないと、設置後の施工では手が入らず対応する事ができません。長期優良住宅では床倍率の確保も
必要なので、全面を剛床にすることも考えた方が良いようです。しかし、基礎パッキンでの対応ですと、室内側に外気が流入してしまうため、気密パッキンの
を使用し、機密性を確保すべきです。まず、下屋の天井断熱だけでなく、2階下がり壁の断熱・防湿です。