長期優良住宅の通気層について 長期優良住宅についての最新ニュース!

長期優良住宅の通気層について
真壁工法の断熱の例を紹介すると、真壁は室内側に柱が出るため、断熱材は外張りにするか、構造材間に充填するように
します。室内側だけを真壁にする場合は、外壁側は大壁にして通気層をとるようにします。構造材間に断熱材を充填する場合は、構造材ごとに断熱材が分断されるため、断熱材端部の処理を確実に行う必要があり、全ての部分を気密テープや
シーリングでしっかりと気密処理を行うようにします。長期優良住宅では、構造躯体などの劣化対策として等級3が求められます。外壁を貫通する配管なども気密処理の対象となります。そのため、外壁の防腐・防蟻措置として、通気構造または、K3相当の
防腐・防蟻処理が必要となります。外壁側も真壁にする場合は、通気層が取れないので、外壁が雨がかりと
ならないように、軒の出を90cm以上確保するようにします。気密層の施工に関する規定は、次世代省エネルギー基準の改正で削除されたものの、省エネルギー対策等級4には残っているため
長期優良住宅では審査対象になっています。